当社は『基本は木造、原則は完全乾燥材』を貫き、見える材料はもとより
見えない部分の下地材、筋違い、根太など特に気をつかい、建てた後のクレームをなくするよう
努力しています。
また、開業当時からバリアフリーは絶対条件です。
・材木の割れ、ひび、狂いが少ない。
・建具の戸じまりが良く、床鳴りがしない。
・木部だけでなく他の仕上がりがいつまでもきれい。
・家全体がいつまでもしっかりしている。
※乾燥は含水率ではありません。乾燥時間が大切です。
木造建築の軸組は、今やプレカット(機械加工等)の時代で今までの手加工より1.5倍の強度があるとされています。ただし未乾燥材使用の場合、乾燥過程の狂いのため、大きく強度がおちてしまいます。現在出まわっているプレカット材料は少なからず半乾燥材も含まれています。また人工乾燥材は一時的に含水率を下げただけで自然乾燥材ではありません。数年ゆっくりと自然乾燥した材木でないと含水率がもどったり狂いが出やすいのです。なによりも人工乾燥材は材木本来の樹脂により強度が保たれるのですが、その大切な樹脂の強度が落ちるのです。
昔の住宅は、その土地の風土に合った設計、施工がされるよう建主と大工は諸々な話し合いをしながら、家づくりをして来ました。そして100年以上もその家庭を守り見つめてきました。しかし、今は、すべてではありませんが住宅が商品化され、カタログや営業マンのセールスにより売買される傾向にあり、ゼネコンや、大手ハウスメーカーは、契約をできるだけして、後は下請業者に無理なお願いをして工事をしているとしたなら、残念な事です。特に昨今、問題なのが設計書を元にした競争入札です。コストを下げる点では、少し効果的ですが、技術、強度、使用材料など質の面で多くの疑問を持ちながら職人は仕事をしています。これにはたいへんな問題があります。
欠陥住宅やPL法問題の多くがこの辺から発生していると思われます。
これからは、住宅の材料や商品の価格及び性能をガラス張りにして建主と施工者が安心と信頼の中で、諸々の協議をしながら家づくりをして行くべきです。たとえば建主が材料、住宅器機を直接購入するなどが一例です。(それが高くなるか安くなるかは別です。)そのようなスタイルがコストダウンにつながったり、安心や信頼につながります。
中間業者や、生産しない間接従業員が不必要にいる会社ではなく、地場(魚沼)の大工、工務店等と建主が真正面の相談から家づくりをはじめるべきです。地場の業者だからこそ確かな仕事をしますし、町医者的なメンテナンスも、アフターケアもしっかりできます。高い経済成長など望めない今後だからこそ、100 年以上、家と家庭を守れるしっかりとした家づくりが望まれます。新築もリフォームも、いろんな希望に応えられる地元の業者にお任せください。
※材木乾燥状態の一部
私たちは地域の皆様との永いお付き合いを大切に、心の通う家づくりを大切にしています。地元のビルダーならではのきめの細かい対応をベースに、地域の方々の家を多く手掛けた実績を踏まえて、皆様に大きな満足をもたらす家づくりを目指しています。しかし36年間にはいろいろな失敗や反省点が多くあります。それらを肥やしにして進んでいきたいと考えています。
天然乾燥材を使用し、構造材、仕上げ材をオリジナル製材しています。
ステキなシステムキッチン、ユニットバス、断熱サッシにバリアフリーは当然の時代です。それらを正しく、機能させるのは、軸組の質です。壁紙のヒビ、シワ、建具の建付、床鳴り、それらも軸組の質です。
木造建築において、1棟にかかる材木費は約1割にもなりません。従って建築業者は、その1割を軽く見る傾向にありました。その1割は家の骨であり筋肉であります。建築業者も、建主もその原則の上にたち住宅造りに向かうべきです。
基本は木造であり、原則は完全乾燥材だと思います。
ダイカネは、今まで真正面から家づくりをしてきましたがその経験と反省を生かして、さらに努力いたします。
確かな技術と自然乾燥材と継手、仕口加工機、そして、家づくりへの情熱を持って、どんな小さな修理工事でも、皆様のご用命をお待ちしております。
住宅は完成した日がベストと考えてください、もちろん時間が経過して味わいがでてくる部分もありますが、材質や構造、機能は少しづつ低下していきます。時々工務店に相談することを進めます。その住宅を建築した施工業者であればクレーム処理の対象になる部分もあると思います。施工業者は「顔も出してくれない」と思わず、声をかければ喜んで来てくれます。営業活動でまわっている業者よりはるかに信頼できます。自分の家は自分で守る気持ちが大切です。
永い歴史ある日本の住宅文化は、中国大陸や西洋からの影響を受け少しずつ進歩してきました。また和風建築は、むしろヨーロッパ文化に影響を与えながら、ゆっくりと発展して来ました。しかし、大手資本の住宅産業進出以後たいへん短い期間に諸々の工法が生まれました。生産面、コスト面などの開発、研究は、一定の成果はありますが。
それらの発想のベースは、あくまでも利益追求によるものです。(すべて悪いと言うのではない)そこから住宅のプレハブ化、パネル化へと進んでいます。
合板は一時的な強度は計算上成立しますが、極端に湿気に弱いのです。長期間の強度維持はむずかしいと思います。まして寒暖のはげしい魚沼の風土には最も適さないと思います。完全乾燥材を使用して確かな仕事をした木造建築こそ強い100年住宅の王様と考えます。
1. 大気汚染のせいか、食生活のせいか、室内汚染のせいか、アトピーの子供が増えています。樹木のにおいや精油は、アトピーの原因になると考えられる物をおさえる効果があります。
作用 | 主な樹木 | 効果 |
消臭作用 | ヒノキ・ヒバ・マツ | アンモニア・二酸化イオウなどの悪臭の脱臭効果 |
防ダニ効果 | ヒノキ・スギ・ベイヒバ | 木屑の中では、ダニの繁殖が止まる。 |
殺虫効果 | ヒノキ・ヒバ・スギ・クスノキ | スギの葉からは蚊とり線香。クスノキからは防虫剤。 シロアリ・ゴキブリを殺す。 |
抗カビ抗菌作用 | ヒノキ・ヒバ・スギ・アスナロ | 黄色ブドウ球菌・大腸菌……他/カビ類に強い抗菌性がある。 |
内装材にはなるべく多くの木を!気密住宅には不可欠
2. なんといっても、住宅において木が素晴らしいのは「調湿作用」です。1本の柱(完全乾燥材)で、ビールびん3本位の水分を調湿できるのです。
有名な奈良の正倉院の宝庫は、木の調湿作用のおかげで過度の湿潤や乾燥から1,400年以上も日本の重要な文化財を守ってこられたのです。
それは、現代住宅(気密・断熱すればするほど)にも必要不可欠なのです。
おや、これはたしか……。
そうです。木への想いが、なるこ絵馬やウッドフラワーを生みだしました。
なるこ絵馬
木と竹で作った「なるこ」に思い思いの絵を描くと「なるこ絵馬」に変身。平成10年から小出郷文化会館で毎年このイベントが行われていました。今は時々の登場です
もとの「なるこ」は当社で制作しています。
ウッドフラワー
かんなくずや木・竹、枝を素材にしていろんな花が作られます。
大切にして行かなければならない魚沼の文化です。
全国どこにもなく、魚沼が発祥の地です。私と妻が20数年前に発想し作りました。最初はアートフラワーの技法で先生から指導いただいて作りましたが、その後魚沼の人と文化と植物(素材)にこだわり改善しました。ウッドフラワーの定義は「再生と魚沼の自然素材の利活用」です。
営業品目
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左記の品を大兼自宅に使用しました。
特に「赤外線反射」の断熱材の性能は予想以上でした。まきストーブ1台で80坪の家中(一部を除く)の温度が20℃近くになります。(外気が氷点下になると室温はなかなか上がりません)寝る前にストーブを閉めても、次の朝3~4℃しか下がりません。
普通の断熱材も入れず高気密にせず健康住宅で「冬あたたかく、夏すずしい家」が本当にできたのです。
これは断熱の革命です。
詳しい事を知りたい方は、雪国科学株式会社のHPをご覧下さい。
現在の住宅業界は高気密高断熱でなければ住宅でないとさえ言われています。
私は一環として高気密住宅を作らずに今日に至っていますが、20年前、雪国科学の赤外線反射シートを知った時のショックを今でも記憶しています。それから悩み、考えた結果、私の家に使用しました。施工後もまだ半信半疑でした。
引越し後になると一日中暖房しますので、日増しに成果が現れてきました。私も家族もとても満足しています。私は理論より物理的な現実しか信用しない人間ですので最後まで疑いながらの挑戦でした。
雪国科学の断熱材(赤外線反射シート)は人間社会の主である「住宅」の「革命」であります。少なくとも「健康で快適な住宅」とは過度な気密をしないことだと思います。付け加えれば、内装材に多くの「木」と「薪ストーブ」があれば、それが最高でしょう。薪ストーブは赤外線を他の暖房器具より圧倒的に多く出します。木はその赤外線をいつまでも保温するのです。しかしその赤外線反射シートにも欠点があります。それは結露です。すべてに結露するという事ではありませんが、我が家の場合は室温が20度を超えているため屋根材との温度差が大きく結露するのです。そこで天井と屋根の間に一般的な断熱材を入れたところ温度差は解消され結露はなくなりました。